相談支援専門員の日々

障害福祉サービスの計画相談をしていた爺(じじい)のブログ。現在は就労B、生活介護の支援員をしています。

相談支援専門員の孤独

今年(2020年)の1月から相談支援の業務に就いた。
就Bから、同じ法人内の相談支援事業所への異動だった。
しかし、1月2月は、もともといた就Bの現場との
兼務だった。

たいした経験も積んでいないうち、
異動した先の相談支援事業所の先輩3人が、
3月末で会社を辞める事になった。

3人のうち1人は、長い経験を持ち、たくさんの案件をさばいてきたベテランだった。
そんなベテランは、相談支援専門員を引退すると言う。

もう1人は、最近、児発管の初任者研修を修了した。新しい就職先(児童系)で管理者をするとのこと。

最後の1人は、法人の相談員の給与の査定方法の見直しに反発し、退社を決意した。査定の請求件数のハードルが高く、年収で考えると、これまでの働き方では、収入が下がってしまうことが退社の理由の1つらしい。
とても丁寧に仕事をする人で、見習う部分の多い先輩だった。

今では、そんな3人の先輩はいなくなってしまい、事務所にいるのは、昨年の初任者研修で相談員になった3人(その1人が私)とアシスタント1人である。

もともと相談員は個人で動くため、チームで機能する就労支援の現場職員のように、適当なロールモデルを見つけて、その人のやり方を盗むという仕事の方法は難しいように思う。

さらに、事業所内にアドバイスを乞うべき先輩がいないとなると、相談員としての自分の孤独は増すばかりだ。

私の県では、毎年500人の相談員が誕生している。
しかしながら、現場では相談員不足が続いている。
続き難い仕事ということだろうか。