相談支援専門員の日々

障害福祉サービスの計画相談をしていた爺(じじい)のブログ。現在は就労B、生活介護の支援員をしています。

相談支援専門員の1月

1月は、自閉・多動で、医療ケアも必要な方のグループホーム体験利用を支援した。利用期間は約2週間だった。
朝夕は毎日、医療ケアのために訪問看護さんが入って下さった。訪看さんの時間が固定だったため、土日祝の日中一時の送迎にご本人が乗る事は出来なかった。送迎に乗れなければ、なんとか自力で移動するしかない。ご本人一人での移動は難しいので、移動支援を当たってみた。しかしながら、土日祝の朝夕に動けるヘルパーさんはいなかった。
バスケットボールに例えるなら、ご本人というボールを抱えたまま、パスを出す相手がいない状態だった。
優れた(地域資源について手持ちのカードを豊富に持っている)相談員なら、なんとか出来るのだろうが、私は自分がボランティア(私にとっても、相談の事業所にとっても)で動く事しか考えつかなかった。結果、土日祝の数日、ご本人のホーム~日中一時間の送迎を行なった。
ご本人に医療ケアが必要で、緊急時にはご本人の状態を確認し、私が勤務する法人の医療コーディネーターにそれを伝え、指示を仰がないといけない。緊急時に備え、朝の送迎後は、日中一時の事業所近くのコンビニの駐車場で時間を潰した。時間潰しには、社会福祉士の国試の一問一答を読んでいた。さすがに送迎の最終日には、コンビニのオーナーらしき人から、移動の要請を受けた。結果的に日中一時利用時の緊急対応はなく、その部分ではほっとした。
ホーム利用の終盤は、ご本人の体調が悪くなり、数値的に重い感染症の状態になってしまった。
看護師が常駐する立派な短期入所の施設ではなく、地域の普通のグループホームで、2週間も親許を離れ過ごす事は、ご本人にとって初めての経験だった。