相談支援専門員の日々

障害福祉サービスの計画相談をしていた爺(じじい)のブログ。現在は就労B、生活介護の支援員をしています。

相談支援専門員の小心

福祉職への給付金を頂いた。
正直、会社に取られちゃうんじゃないか、と思っていたが、そんな事はなかった。
現金が封筒に入っている形で、明細はなかった。
封筒を受け取り、伝票にサインした。

ぶっちゃけ、私はいつも小遣いに困っている。
封筒を受け取った瞬間、これは収入にカウントされるのかが、ものすごく気になった。
つまり、妻にこのお金を入手した事がバレるのか、バレないのか、という事だ。

午前中に封筒を受け取ったものだから、
午後のモニタリングでも、そのあとの長い面談でも、
そのあとの長い会議でも、帰りの電車の中でも、
ずーっと、その事が頭のど真ん中にあった。

帰宅して、私は妻に封筒を差し出した。もちろん封は開けていない。
妻はビクトリノックスのアーミーナイフで封筒を開封し、お金が入っている事を確認した。

私がお金の背景を説明すると、妻は自由にすれば、と言ったので、私は数分の間狂喜乱舞し、いつもお世話になっているから、と妻に4割を献上した。

妻は家計に入れておくと言い、私がいかに良い夫であるかを自画自賛していると、彼女はお札の肖像画のような光のない目で、私のことをかわいそうに、と見ていた。